ソードアートオンライン小説9巻、アリシゼーション・ビギニングの感想
こちらでは、ソードアートオンラインの小説9巻、アリシゼーション・ビギニング読み終えた全体的な感想を書いていきたいと思います!
もしかすると、これまでずっと一緒に旅をしてきた仲間、アスナ、リーファ、シノン、リズ、シリカの面々が、このアリシゼーション編で一度離れることになることに、一抹の不安を感じている人もいるかもしれません。
私がそうだったので(笑)。
やっぱり、もうキリトは新しい人間関係を築くよりも、ずっとアスナたちと一緒に冒険してくれと思っていました。
小説9巻からはじまるソードアートオンラインのアリシゼーション編は、一度これまでの仲間から離れて、新しい人間関係にキリトが身を置くことになります。
過去、アスナがスリーピングナイツに入ろうとしたときも、私は「やめてくれよ~」「男もいるじゃんよ~」って思っていたくらいです。
キリトはキリトで、アスナに任せるという方針だったのがますます私の不安をあおりました。
なんだか二人が離れ離れになってしまう気がしたんです。
まあ、そのあとスリーピングナイツのストーリーで号泣しましたけれどね。
ということで、人見知りの私は、物語の中だろうと、主人公が新しい人間関係を一から築いていくことに消極的なのです。
しかし、それもユージオやアリス、セルカというアリシゼーション編のキャラを目の当たりにして、「キリトともっと仲良くなって欲しい」なんて思うようになっていました。かなりの白状者です。
キリトが現在身を置いているのは、アンダーワールドと呼ばれる仮想世界。
今までのSAOやALO,GGOと似て非なる世界で、物には天命と呼ばれる寿命のようなものがあり、ステイシアの窓(SAOでいうメニュー画面のようなもの)で天命の数値を見ることができたり、アンダーワールドの住民は禁忌目録で禁止されていることができないようになっていたりします。
また、SAOなどの世界にあった「ペインアブソーバ」という、ダメージを受けたときに痛覚を遮断する機能がアンダーワールドにはなく、傷を負うと、リアルの世界と同じように痛みを感じるのも一つの特徴です。
キリトは、アンダーワールド内で、自分の肉がえぐられ、剥がれるほどの深い傷を負うのですが、このときはあまりの痛さに悶絶し、血の泡を吹きながら震えていました。
新しい仲間たちと、こういった新しい設定が、アリシゼーション編を面白くしてくれます。
あと、アンダーワールド内の人界の周りはものすごく高い山脈に囲まれていて、その外側はダークテリトリーという、人ならぬゴブリンのようなモンスターが闊歩しているという状況が、ちょっとだけ進撃の巨人を連想させます。
小さな村の木こりという職業から始まったキリトは、この先アンダーワールド内でどんな冒険をしていくのかがとっても楽しみです。