【目頭が熱くなる】ソードアートオンライン小説9巻の感想3
ソードアートオンライン小説9巻、アリシゼーションビギニングの感動ポイントを独断と偏見で述べます。
まず、キリトとアスナの絆の深さ、これが分かる巻になっています。
アスナだけじゃなく、ユイ、シノンを見ても、いつも行動を共にしているパーティーの絆がどれだけ深いものかを知ることができます。
本当に、いろいろありましたもんね。
SAO、ALO、GGOで乗り越えてきた絆は、そうそう崩れるものじゃありません!
キリトの体のリアルタイムの状況(脈拍と体温)が、アスナのスマートフォンでリアルタイムで見れるというのは、かなり笑いました。
これには事情があるんですけどね。
これを見ながらニヤニヤしているアスナさん、最高です。
しっかりとシノンがツッコミを入れてましたが。
そして今回、AI<人工知能>が一つの大きなテーマになっているのですが、アンダーワールド人と対比して語られるのがユイという存在です。
ユイは、トップダウン型AIと呼ばれ、基本的には、データの蓄積によって限りなく人間に近づけようとするAIなのですが、アンダーワールドの住民は、ボトムアップ型AIと呼ばれ、普通の人間と変わらない感情を持つと言われます。
このトップダウン型AIとボトムアップ型AIの違いや、どのようにしてボトムアップ型AIを作り出せたのかは、是非とも小説9巻で見てもらいたいポイントです。
ユイは、アスナに「人工知能と言うのはどういったものなの?」と質問されたとき、
「それをわたしに聞きますか?ママ。」と言います。
これは小説に書いてあるわけではないのですが、おそらくユイは、自分がトップダウン型AIということに一種のさみしさを覚えているのではと思います。
自分もボトムアップ型AIであれば、データの蓄積の中から言葉チョイスするのではなく、自分の言葉でキリトやアスナに自分の想いを伝えられるのに・・・
もしこう思っているのだとしたら、ユイちゃんホントかわいそうです( ノД`)シクシク…
しかもキリトは、ユイの前ではないですが、「ユイでさえ会話中に反応がおかしいと思うときがある、それがアンダーワールド人にはない」と心の中で思うのです。
おいおいキリトさん、ユイのことちょっと落としすぎじゃないですか!?
と少しイラっとしました。
次は<天職>というものについて。
天職は、アンダーワールドの住民すべてに振り分けられた仕事で、一度その天職につくとほとんどの人が一生その仕事をすることになります。
ソードアートオンライン小説9巻の、本当にはじめのほうに出てくるのですが、ユージオは木こりという天職を持っています。
しかも、どでかい木を、少しづつ切っていく仕事で、一生かけても切り倒せない木を延々と切る天職です。
ユージオは、この仕事にもちろん誇りを持っていましたが、キリトと出会うことによって、運命が変わります。
この運命が変わる瞬間はとっても感動しちゃいました。
「僕はきっと、キリトのことをずっと待ってたんだ」
というようなことを言うのですが、これには目頭熱くなりました。
ソードアートオンライン小説9巻には、新しい章の大きな展開、新しい仲間との出会い、今までの仲間たちとのきずな、アンダーワールドでの初バトル、さあ冒険のはじまりだ~というワクワク感など、たくさんの面白い要素がてんこもりです!
アニメを見たけど小説には手を出していないという方は、
9巻を見てから、今後の小説を読み続けるかどうかを判断する材料にしてもらいたい。
そしてきっと、ソードアートオンラインの小説の出来がいかにいいかを知ってもらえると思いますし、この先も読みたい!!となるはずです。
今回は、ソードアートオンライン小説9巻の感動ポイントをお話させていただきました!
少しでも多くの人に、小説のほうも読んでもらいたいですね。