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【ユージオをリアル世界へ!?】ソードアートオンライン小説11巻の感想3

ソードアートオンライン小説11巻、アリシゼーションターニングでは、本当にいろいろなことが起こります。

その中で取り上げたいのは、キリトの迷いが消えたということです。

 

これまで、キリトは悩んでいたと思うんです。

アインクラッドでは、仮想現実内での死が現実での死に直結する事から、戦いは常に命がけで、ゲームをクリアーしてアスナを現実世界へ帰すという揺るぎない目標がありました。

 

一方で、アンダーワールドでは、キリトは自身の目標に対してかなり迷いがあり揺らいでいます。セントラルカセドラルの頂上を目指しているのは、この世界の管理者と接触し自分がアスナたちの待つ現実世界に帰りたいから。

しかし、その目標が達成されたとき、それは無二の親友・ユージオや、仲良くなったアンダーワールドの人たちとの別れを意味するのだと。

 

このキリトの悩みは、キリトらしい解決方法によって信念に変わったんだと思うんです。

 

ユージオを、リアルワールドに連れていく、と。

そして、ラースというまだ素性のわからない企業に、このアンダーワールドを管理させておくのは危険だと考えたのでしょう。

私もこの考えには賛成です。

いつ、このプロジェクトが凍結して、アンダーワールドが消去されてもおかしくない。

なぜラースが簡単に消去できると考えられるのか。

それは、ラースのスタッフが、アンダーワールド人をただのフラクトライトの箱としか思っていないからです。

またコピー&ペーストすれば作れる世界としか思っていないからでしょう。

 

キリトは、アンダーワールドで過ごした2年以上の期間で、アンダーワールド人がいかに人間と同じか、人間よりも人間らしいかということを肌で感じています。

  

ユージオをラースの人間に会わせて、魂は普通の人間と変わらないことを証明し、アンダーワールドにいる人間の人権を主張する、これがキリトの新しい目標なのだと思います。

 

これからキリトにはたくさんの厳しい戦いが待っていると思いますが、迷いがなくなったキリトはとても強いです。

 

今後ユージオが死ぬ展開とかにはならないで欲しい。

本当にそう思います。

私もすでにユージオというキャラが好きになっているので、ソードアートオンラインを語るうえで、ユージオはずっと生きていて欲しいですね。

 

「お前は人間だ。ユージオ。俺と同じ、いくつも間違いを犯しては、その意味を探してあがき続ける、人間なんだ・・・」

このキリトのセリフで、目の奥がツーンとしました。

 

みなさんも、ソードアートオンライン11巻で泣いて下さい。デトックス効果で体にいいですよ。

 

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