【魂を引き抜いてコピー】ソードアートオンラインSAO小説15巻感想7
いまさらですけど、ラースはとんでもないものを作りましたね。
そのとんでもないものとは、STL(ソールトランスレーター)です。
STLを使って人間から魂を引き抜いてコピーする。
この際、引き抜かれた人間は死なない。
人間から抜き出してライトキューブに保存した魂は、コピーもセーブも自由自在。
こういったことができるんです。
この魂、フラクトライトを、自分好みにカスタマイズした仮想世界に放り込む。
すると、そのフラクトライトは体を持つことに。
比嘉が実験したように、体を持たない魂のコピーは自我が崩壊してしまうのですが、アンダーワールドのような世界を作り上げて体を付与すれば、それも起きない。
自分が神になったかのような、自分が好きにできる自由自在の世界を、簡単に作り上げることができてしまいます。
その世界には、自分の気に入った人物のフラクトライトのコピーを住まわせ、そのコピーを自在にロードしたりセーブしたり、記憶の一部を削除したりできる。
よーく考えたらとんでもない世界です。
実在したら、犯罪まがいなことも起きるでしょう。
好きな人から理由を付けて勝手に魂のコピーを取り、その人格を仮想世界に送り出す。
仮想世界に送った人物は、現実世界にいる人そのものです。魂のコピーなわけですから。
そこで、疑似的な恋愛などもできてしまうでしょう。
最強の恋愛ゲームじゃないですか?
振られる可能性もありますけど、その世界ではあなたは神のような存在なわけですから、口説くことも簡単なはずです。
もうひとつとんでもないこともできちゃいます。
自分の魂のコピーをVRの加速世界に送り込み、条件を与えて何年か過ごさせるのです。
もちろん、現実世界では数時間か数日すぎるだけ。
すると、自分の将来をシミュレーションすることが可能になりますね。
これはソードアートオンラインの小説に書いてあることじゃないんですが、もしこんなことができたら、世界がひっくり返ります。
最初に書いた、自分の作った仮想世界に魂を放り込むということは、人工フラクトライト<AI>でも、実際に生きている人間のフラクトライトのコピーでもいいわけです。
その世界で、たった一人の神になる。
ソードアートオンラインじゃなくてデスノートみたいなセリフになってしまいましたが、
今書いたことを実現しようとしている悪い輩が、ソードアートオンラインの小説内に出てきます。
しかも、魂を抜き取ったあとの抜け殻(体)は、処分して・・・とか言うとっても悪い奴です。
それが誰なのかは、ソードアートオンラインの小説15巻を読んでのお楽しみです。
※ヒントは“オーシャンタートルを襲った人物”