【ダークテリトリーにもこんなやつが】ソードアートオンラインSAO小説15巻感想8
ソードアートオンラインの小説15巻の後半に、ダークテリトリーの成り立ちが描かれています。
キリトがアドミニストレータに挑んだ人界編を見ているころは、
ダークテリトリーにはゴブリンやオークのような化け物じみた野蛮な生物しかおらず、何も考えずに人間を襲ったり、力で奪い合うだけの世界だと思っていました。
しかし、「ダークテリトリーにもこんなやつがいたのか!?」って思わされたのが、シャスターとリピアです。
暗黒騎士の長がシャスター、そしてそのシャスターを愛している女剣士リピア。
ダークテリトリーにも、肌の色は少し違えど普通の人間と同じ外見を持った「人族」がいるんですね。
そして、こうやって愛し合っている男女も・・・
暗黒騎士って、別のお話やゲームでは主人公がなるジョブですよ。
響きがカッコいいですよね暗黒騎士って。
それで、暗黒騎士長のシャスターも、かっこいいんですよ!
剣を極めて整合騎士のベルクーリに戦いを挑み、負けてもなお再挑戦しようとしている。
40代前半のナイスミドル、渋くてかっこよくて、
なんか、ベルクーリに似ている感じがします。
生まれる場所が違えば、もしかしたら2人は最高のライバルであり、友人になっていたかもしれないですね。
アンダーワールドのもう一つの世界であるダークテリトリー。
こちらでも300年という月日が人界と同じように流れているわけで、この300年で内戦が起きたり、いろいろあったといいます。
東の大門の天命が尽き、それを合図として整合騎士との戦いがはじまると気づいていたシャスターは、なんと人界に和平をもちかけようと考えます。
そんなシャスターの考え方は、ダークテリトリーのなかでは異端ですが、その考え方や人柄に惚れていたのが、美しい外見を持つリピアでした。
なのに、
私「ガブリエルのくそ野郎!!!」
「ふざけんな馬鹿野郎!!!」
遊び半分で、ちょこっとログインしてゲーム感覚でめちゃくちゃにしていい世界じゃないだよアンダーワールドは!!
なんだよ皇帝ベクタって。
300年で何代にもわたって強い剣士になることを追求してきた暗黒騎士の一族の歴史を、スーパーアカウント1つで踏みつけていいわけないだろ!
ダークテリトリーにだって300年の歴史があるんだよ!!
シャスターっていう、ベルクーリとなら話し合えそうな気がするって、言っているやつがいるんだよ!
なのに邪魔すんじゃねーよ!
ふざけんな。
それだけじゃなくて、こともあろうにシャスターが愛していたリピアを、この野郎は・・・
これ以上書くのはできないんで、小説の方を読んでもらいたいです。
ちょっと熱くなってしまいましたが、ダークテリトリーの人間にこんなにも感情移入するとは思ってもみませんでした。
ちょっと怒りが収まんないです。
やはり、おそるべしソードアートオンライン。