ソードアートオンライン<SAO>

ソードアートオンラインの小説って泣ける|sao小説アリシゼーション編。最近ハマっているソードアートオンライン小説【SAO】の感想を、アリシゼーション編を中心に書いていきます!

ソードアートオンライン(SAO)で茅場晶彦はなぜ多くの人を道づれにしたのか

ソードアートオンラインアインクラッドに閉じ込められた人は約1万人いて、

そのうちの約4千人がなくなったと言われています。

 

茅場晶彦が作り出した、ソードアートオンラインというVRMMORPGゲームの中で、茅場晶彦はこんなにも多くの人を道連れにする必要があったのでしょうか。

 

ゲーム内でHPがゼロになり死亡した人もいるのですが、家族がプレイヤーの現実の体からナーブギアを外したために死んだ人もいますし、現実の体の健康面を心配して病院に連れていく過程で亡くなった人もいます。

 

こういった人たちは、デスゲームを攻略するチャンスすら与えられず、死んでいったのです。これは、茅場晶彦にとっても無駄な出来事ですよね。

 

わたしは、茅場晶彦がなぜこんなにも大きな事件を引き起こす必要があったのかと疑問に思っていますし、ソードアートオンラインを読んだ後でも、その疑問の答えはまだ出ていないです。

 

もしかしたら、茅場晶彦は、死が次の世界の入口とでも思っていたのかもしれません。

自分が死ぬことは恐れていない。

今ある世界とは違う、もうひとつ別の世界を創りたかった。

茅場晶彦はこういった旨の発言をしています。

 

現実で死ねば、もちろんそれは死になります。

当たり前のことですが、その当たり前のことを、ゲーム内でも適用すれば、もうその世界はもう一つの世界と解釈できます。

 

ログアウトボタンがなくなっても、HPがゼロになれば元の世界に戻れる。

もしこうであれば、ゲーム内でプレイヤー同士がHPの削りあいをしてしまいますよね。これでは意味がなかったんでしょうね。

 

どうしても、ゲーム内の死が現実の死である必要があったのでしょう。

 

でも、なぜもう少し待てなかったんだと考えてしまいます。

 

ソードアートオンラインの小説9巻から始まる、アンダーワールド編を見ていると、茅場晶彦の求めている世界はアンダーワールドそのものだったんじゃないかと思ってしまうからです。

 

茅場晶彦が求めるもうひとつの世界にいる人間は生身の、体のある人間同士じゃないといけなかったのかな。

人工フラクトライト<AI>の世界では、茅場晶彦の求める世界にはならなかったのかもしれません。

 

AIはあくまでラースが主導して作り上げたものであり、茅場晶彦とは関係ありませんからね。

 

今後、ソードアートオンラインが続いていく中で、茅場晶彦は登場するのでしょうか。

そしてその時は、彼の最終的な目的が明らかになるのでしょうか。

とても気になりますね。

 

ソードアートオンライン

 

 

ソードアートオンライン小説SAO14巻感想7【菊岡あァァァァァァァ(怒)】

ソードアートオンラインSAOの小説14巻は、もういろんなことが起きすぎて小説見てもらわないと伝えられないです。

 

とにかく、涙なしでは見られない。

そして、アリシゼーション編がはじまったソードアートオンラインの小説9巻からあった伏線も、すべて回収してくれます。

アドミニストレータ、キリト、ユージオ、アリス、カーディナル。

彼らがどうなるか、あなた自身の目で確かめて下さい。

 

流石に、9巻から続いてきたアンダーワールド人界編から14巻までくると、かなり小説に入り込んでしまって、自分もアンダーワールドにいるような気分になります。

 

キリトは2年以上、アンダーワールドで過ごしてきました。

木こりから始まり、修剣士になり、セントラルカセドラルに入り、と順番に見ているうちに、私もキリトと同じようにアンダーワールドという世界と、アンダーワールド人のことが好きになっていました。

 

読んでいる途中、アスナリーファのことを忘れるくらい、アンダーワールドに入り込んでしまったくらいです。

もしかしたら、忘れるまで行かなくても、キリトも同じだったかもしれません。

それだけ、アンダーワールドでのこれまでの戦いは壮絶でしたし、素敵な出会いがたくさんありました。

 

そして、キリトは2年ぶりに、リアルワールドと通信することになります。

 

ラースはこのアンダーワールドを戦争の道具としてのAIを生み出すためだけに作り上げ、文明シミュレーションを行い、気の向くままに飢饉や川の氾濫を起こしアンダーワールド人を死に至らしめてきました。

 

アンダーワールドという場所がどういうところかも知らずに、この世界を簡単に消去してしまえるような感覚を持っている人間に対して、

または、アドミニストレータの蛮行を見逃し、人界とダークテリトリーの戦争をデスクの上でコーヒーを飲みながらモニター越しに眺めるような人間たちに対して、

キリトはブちぎれます。

 

わたしも一緒になって叫んでました。

「菊岡あァァァァァァァ」

ふざけるな!!!と。

 

なんでかこの通信の瞬間、小説読んでて涙がでてきたんですよね。

その前にすでに泣いてたんですが、キリトがリアルワールドと通信した瞬間に、なんだか泣けてきました。

リアルワールドと繋がれた安堵感とか、菊岡はじめ、ラースへの怒りとか、いろんな感情が沸き起こってきて、キリトの心情とリンクしてしまったんだと思います。

 

やっぱり、ソードアートオンラインの小説アリシゼーション編は、超傑作です。

アリシゼーション編は、ソードアートオンラインファンであれば、みんなに見てもらいたいですね。

 

 

 

ソードアートオンライン小説SAO14巻感想6【過程こそが重要なんだ。】

「過程こそが重要なんだ。這いつくばって死ぬか、剣を握って死ぬかがね」

 

これは、キリトがアドミニストレータに言った言葉です。

アドミニストレータは、キリトたちに、決定された終わりにたどり着く過程に、何の意味がある、と聞きました。

これがその答えです。

これまで、ユウキの生き方などを見たキリトだから言えた言葉なのでしょう。

アインクラッドも、結果的にはなくなりましたが、それでも、アインクラッドで生活した2年間という過程は、いまもなおキリトの中で一番大事な思い出なんでしょうね。

 

最後に、

「俺たちは、人間だからな」

と付け加えます。

 

「俺は」ではなく「俺たちは」と言ったことに、深い意味があると思います。

 

もしかしたら、キリトは自分やユージオ、アリスだけじゃなく、アドミニストレータさえも、人間だと言いたかったのではないでしょうか。

 

大人になると、結果ばかり気にして、過程を楽しむ心の余裕がなくなってきます。

でも、成功者や幸せをつかんでいる人に聞くと、みんな口をそろえて、過程を楽しめるかが大事だ、といいます。

 

楽しむとは少し違いますが、終わりまで剣を握ってあがきたいという心の中には、これまでやってきたことを、剣士である自分を最後まで突き通すことが、もしかしたら結果よりも重要なのではと教えてくれます。

 

ソードアートオンラインの小説を読んでいて、私自身の実生活に影響を与えた言葉は数多くあります。

 

この言葉も、そんな言葉のひとつになりました。

 

 

 

ソードアートオンライン小説SAO14巻感想5【ユージオとアリスが結ばれる】

やったなユージオ!

ずっと求めてきたアリスと、とうとう一緒になれたじゃないか!

 

そして超嬉しいことに、

記憶がなくなる前の11歳のアリスは、間違いなくユージオを愛していたと。

ユージオとアリスは両想いだったってこと。

 

ソードアートオンラインの小説を14巻まで見てきてよかった!

ずっとユージオを応援しながら見てきたからね。

 

この先、ユージオとアリスは永遠に一緒にいるということで。

よかったよかった(涙)

 

 

 

ソードアートオンライン小説SAO14巻感想4【アドミニストレータがリアルワールドへ!?】

ソードアートオンラインの小説14巻、すごいいろんなことが起こります。

とてもじゃないけれど、すべての部分の感想を書くことができません。

 

「さようなら坊や、いつかまた向こうで会いましょう」

と言ったのは、アドミニストレータ

恐い・・・こわすぎる!!

 

いまはアンダーワールドにいるアドミニストレータですが、キリトの住むリアルワールドに来る気満々じゃないですか。

 

どうやったらリアルワールドいけるか、なんてことも、すでに天才のアドミニストレータはわかってるのかもしれません。

 

これすごいことですよね。

たとえば、私たちが住んでいる地球や宇宙そのものが、人間の上位の存在が作ったものとして、(このような話は、海外でも議論されている)

人間が、この世界を作った上位の存在の世界にいくということですよ。

いわば、神の世界にいくのと同じことですよね。

 

実際に、カーディナルは、アンダーワールドを作ったラースを神だと言っていました。

 

では、もしアドミニストレータがキリトたちのいる世界に来たらどうなるでしょうか。

人類史上類を見ない、高知能を持ったAIが、日本に解き放たれることになります。

キリトの周りの仲間はすぐにアドミニストレータにばれてしまうでしょう。

 

そうなるとおそらく、はじめに命を狙われるか人質に取られるのはアスナリーファです。ユイもかもしれません。

ソードアートオンラインの小説9巻から10巻には登場している、イチエモンやニエモンのようなロボットに、高知能の人工フラクトライトを搭載し、人間をみせしめに殺戮していくかもしれません。

キリトは、一番狙われる存在です。

ですが、一番初めに命を狙わずに、周りの人間から狙っていくことでしょう。

 

今は日本語しか話さないアドミニストレータも、おそらく一瞬で英語やスペイン語などを理解し、アメリカの国防総省をハッキングし、核を握ることと思います。

 

そこで、現時点での世界ナンバーワンの国家であるアメリカの大統領に就任するかもしれません。

意外と知られていませんが、アメリカの大統領は、犬でもAIでもなることができます。

(そんなの守らなくても、力ずくでアドミニストレータは大統領の椅子に座るはずですが)

 

アドミニストレータがキリトたちのいる世界に来たら、おそらく数か月、もしかしたら数日で世界を手中に収めるでしょう。

 

わたしたちが常日頃から恐れている、AI<人工知能>が人間を支配するということが現実に起こるのです。

 

ソードアートオンラインの小説をよんで、ここまで想像してしまいましたが、あながち現実でもすでにアンダーワールドのような世界が存在していて、すでに高知能のAIも生まれているかもしれません。

そうなると、他人事ではなくなるかもです。

 

リアルワールドに降り立つのは、アドミニストレータか、ユージオやアリスなのか・・・

 

これは大きな違いです。

破壊か、友和か。

キリトが命運を握っています。