ソードアートオンライン小説SAO14巻感想2【キリトの記憶が改ざんされる恐怖】
アドミニストレータは、金属系武器を受け付けないという、とんでもない防御力をもっています。
これだと、ユージオの青薔薇の剣や、アリスの金木犀の剣、キリトのギガスシダーの剣が通じないことになります。
さすがアンダーワールド人界編のラスボスといったところでしょうか。
本当にどう倒すんだろう?
今だ待機しているカーディナルがカギを握っているのかもしれないですね。
それにしても、アドミニストレータの恐怖はすさまじいものがあります。
キリトはアンダーワールド内で死んでもリアル世界に戻るだけですが、
(実際には、生身のキリトはかなりやばい状態ですが、キリトは知らないので)
アドミニストレータは、死を与えずに、永遠に苦しみを与え続けることもできると、キリトは気づいています。
そしておそらく、アドミニストレータはすぐにキリトが生粋のアンダーワールド人ではないことに気が付くでしょう。
もしキリトがアドミニストレータとの勝負に敗れた場合、記憶の改ざんはすぐにでも行われるはずです。
アインクラッドから続いてきたアスナとの思い出、リーファ、シノンとの思い出、ユイ、シリカ、エジル、クライン、ユウキ、そして、アンダーワールドで出会った、ユージオ、アリス、リーナ先輩、ロニエとの思い出も、
すべて抜き取られます。
整合騎士たちが自分たちの大事な記憶を抜き取られていたように、キリトの一番大事な人たちとの思い出は即刻抜き取られるでしょう。
キリトはリアルワールド人ですが、フラクトライトはもちろん自分のものを使っていますので、アドミニストレータがキリトの記憶を抜き取れば、それはすなわち現実のキリトの記憶もなくなるということ。
これはこわい、かなり怖い。
ソードアートオンラインではたくさんの強キャラがいて、キリトはなんとか切り抜けてきましたが、記憶の改ざんをしてくるボスはいませんでした。
アスナとの思い出を失ったら、たぶんアスナは失神しちゃうくらいショックを受けるでしょうね。
また一から思い出を作ることも考えるでしょうが、それでも失うものが多すぎてショックを受けるでしょう。
そして、キリトは持ち前の明るくて前向きな性格も失ってしまいます。
やばいボスキャラです。ソードアートオンライン史上、もっともやっかいなボスかもしれません。
しかも、アンダーワールドという、アドミニストレータの独壇場みたいな世界で戦わないといけません。
ラースが使っていたシステムコマンドまでも読み取り神の領域までいったアドミニストレータと、どう戦っていくのでしょうか!?
必見です。